博士(工学)。天然物有機化学者、そしてベニバナ研究家です。“コツコツ実行”を志す努力家タイプ。好きな言葉は感謝。高校時代から頑固で寡黙、週7時間の工業化学実験に熱中し、専門書を読んでいました。理科は、教科書の中だけで終わらないのが醍醐味。サイエンスには無限の拡がりがある。「人生は化学平衡のようなもの。平衡移動の法則(ルシャトリエの原理)に従わない人生も楽し」なのだ。意味が分からない諸君、化学Ⅱを履修しなさい!
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「科学教育連携シンポジウム2007」で思ったこと

2007.08.19

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 こんにちは。猛暑が続く夏休みです。さて,ほっと暑さを忘れさせてくれた先週の土曜日(18日)に,お台場にある日本科学未来館で行われた「科学教育連携シンポジウム2007」について小生が思ったことをお話しましょう。

 このシンポジウムは,高校生・中学生が取り組むSSH・SPP・科学教育関連の活動報告や大学・研究機関などが行っている高校生・中学生向けの科学振興教育についての成果発表を行う場です。本校から科学部が昨年のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクトSPPや望洋理科講座BSSPの内容をまとめ,ポスターセッションの部で参加しました。東海大学関連からは,付属高輪台高等学校の生徒発表や付属浦安高等学校の教員の参加など意識の高さが伺えました(科学部としての活動報告は別のコーナーで紹介しましょう)。
 
 さて,ここからは,小生のブログの世界に戻しましょう。参加した学校と内容の一部を紹介しましょう。

 ☆立命館高等学校(海外校との科学交流)
 ☆埼玉県立浦和第一女子高等学校(英語で聞いた細胞分裂・細胞分裂とがん)
 ☆かえつ有明中学・高等学校(クリスマス・レクチャー2007で学んだこと)
 ☆静岡北高等学校(科学でコミュニケーションするSSH)

 内容から推察されるように,科学の教育活動が単に科学の内容に留まらず,国際化に基づく科学教育の展開が行われていることがわかります。海外の研究者や高校生との交流が単に英語コミュニケーションのためだけでなく,科学の世界にも普通に取り入れはじめている現実がそこにあります。
 
 今回のシンポジウムに参加して,小生は思うのです。こらからの科学教育の在り方が,3つの方向性に分かれはじめているということです。それは学校の方針や教員の取り組み意欲,中・高校生の資質レベル・能力によって,江戸時代の士農工商のような序列化が,みなさんがご存知の学校の入試偏差値とは別のランク分けとして確実に始まったということを感じたのです。そのランクに従って,中学生諸君が高校を選んでくれる要素の一つになってきたのではないかということなのです。
 3つの方向性とは,①国際オリンピック(数学・物理・化学など)に参加できる能力・資質をもった生徒の国際交流を主とする科学教育の展開ができる学校,②スーパーサイエンスハイスクール(SSH),サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)や学校独自の科学教育を展開するなどの科学教育活動ができる学校,③文部科学省の教育課程における理科教育を中心に基礎を一生懸命取り組む学校の以上3つの方向性だと思います。
 本校は,現在②のレベルですね。でも,③も大切ですので②と③の複合型かな。みなさんはどれを望みますか。小生が中学生の頃は,理科が大嫌いでしたので,きっと③の学校を選んだでしょう。でも,進学した高校が②に近い学校だったので,大嫌いが大好きになり,現在の自分があると思っています。今は,①を望みつつ,まず②に期待しますかね。
 今の学校の取り組みが,本校の生徒諸君にとってどのように反映しているか,高校受験を控えている中学生諸君にとってどのような魅力として映るか未知数な面が多いですが,何かをやっている学校・ひとつの事(勉強のみ,受験指導のみ,スポーツのみなど)に特化することなく何かを多く持っている学校を選ぶのが自己を伸ばす意味でもベストかなと思います。
 今回のシンポジウムで感じたことを記してみました。では・・・・・・・。

トラックバック(0)|投稿者:Dr.Eng.Aki.
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