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久し振りのブログです。建学祭が今月末の土・日に行われました。例年、科学部はパネル展示と小冊子の配布を行っています。パネルは、立教大学池袋キャンパスで行われた日本化学会春季年会化学クラブ研究発表会テーマである「ベニバナの紅変現象に関する研究」のポスターセッションで用いたパネルを再印字したもので作成します。作業は、建学祭開始2週間前からはじめます。パネルの大きさに合わせて切った模造紙の罫線を利用し、印字物を貼るのですが、なぜが斜めに傾くのです。それがパネル全体に伝わり、やがて凸凹になったパネルが完成するのです。何のために罫線入り模造紙を購入したの!とちょっと虚無感が流れますが、生徒にとっては良い体験となります。その頃になると、顧問の様子は火山活動のような状態に入り、それが緊張感が漂う実験室空間へと伝わっていくのです(これも良い体験)。でも、噴火には至っていません。
次に入る作業は、20年間恒例としている小冊子の作成。内容は、春季年会、夏の日本科学未来館で行われた科学教育連携シンポジウムでのSPP活動報告、夏の合宿、東海大学学園オリンピック理科部門参加報告、生徒一人ひとりの研究テーマの中間報告をまとめたのもです。夏休み明けから実験やまとめを開始して一ヶ月となりますが、まったく進んでいない状態が続き、顧問のテンションは、浅間山から阿蘇山へと上昇し、噴煙が噴出す時期を迎えます。そして、建学祭4~5日前頃から怒涛の如く、それぞれ与えられたノルマが進み、完成へと向かうのです(すばらしい体験)。例年、冊子作成は20時を超える日もあるくらい忙殺されます。何のために一ヶ月前からはじめたのか、まったく理由も意味も無い状況となり、恒例の顧問が噴火する建学祭前日となるのです(毎年恒例になっている体験)。しかし、今年はキセキが起きたのです(めったにない体験)。
いつもならば、校内祭前日は噴火と噴煙の中で、超緊張感の中、粛々と作業が進むのですが、今年は異なり、最終下校時刻には印刷も綴じ込みも製本も終了し、余裕のある空間が出来ていたのです。長年顧問をしていますが、はじめての現象でしたね。さすがは部長。部員を束ね、作業を効率よく進めた手腕は評価したいですね。
部員たちは、学会発表、シンポジウム、建学祭などを通して、自分たちが活動した内容をまとめたり、人前でプレゼンする機会を通して、貴重な体験が積み重なり、経験へと培われていきます。顧問が期待する達成度と、生徒が目標に向かう到達度には当然差異があります。指導として、こちら側が期待した内容の全てを達成させることに指導目標を設定することは大切な事だと思います。しかし、何よりも必要なのは、生徒たちが目標に到達しようとする過程から得られる数々の体験を経験として培わせる環境を整備する、与えることも必要なのではと思うのです。その構築こそが、生徒のパワーとなり、次へのステップアップに繋がるのです。
秋から冬にかけ、新体制の科学部は春季年会の発表に向け、本格的なベニバナの研究へ突入します。レベルは高校化学・生物を超え、大学の専門レベルまでupします。この建学祭は、ちょっとした息抜きできる発表の場として楽しみ、部員達の親睦がより深くなったのではと思います。
また、次回をお楽しみに。