博士(工学)。天然物有機化学者、そしてベニバナ研究家です。“コツコツ実行”を志す努力家タイプ。好きな言葉は感謝。高校時代から頑固で寡黙、週7時間の工業化学実験に熱中し、専門書を読んでいました。理科は、教科書の中だけで終わらないのが醍醐味。サイエンスには無限の拡がりがある。「人生は化学平衡のようなもの。平衡移動の法則(ルシャトリエの原理)に従わない人生も楽し」なのだ。意味が分からない諸君、化学Ⅱを履修しなさい!
福島へのメッセージはこちら
[drengbenifuku2007@boyo.tokai.ed.jp]
2010.06
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

 

化学実験の紹介

2008.11.20

 この写真は化学実験の装置の一部です。

IMG_0211a.JPGIMG_0212a.JPG

 何の実験装置でしょうか?3年生の理系クラスで履修する化学Ⅱの凝固点降下に関する実験装置です。ガラスで出来たジュワー瓶の中に,エチレングリコールと測定装置の周りに投げ込みクーラーを絡ませています。凝固点を測定するのは,ベンゼンという有機化合物。そこに四塩化炭素を少量入れ,希薄溶液による凝固点降下と過冷却現象を観察します。演示実験でしたが,データはしっかりと得られました。
 これで終わるとブログとしては消化不良ですので,小生の考えを述べましょう。少なくとも化学は,実験が主と思いますね。黒板とチョークも教える内容によっては必要です。演習の時間はそちらが良いでしょう。しかし,現象を理解するためには,教科書の文章では不十分です。教科書に記載されている文章の行間を埋めるひとつの方法として,実験があると思うのです。インターネットで画像を見せる機会も以前と比べて多くなりましたが,実際に体験することの大切さはこれからの時代でも必要と思います。しかし,安全面や実験費用、教員の教科研究に当てる時間を考えると,これからは益々疑似体験的な教材の需要性が高まってくるのでしょう。選択肢がより増えてくるわけですから,いろんな教材や手法を上手く使いながら,興味関心の高揚や理解の一助になれば良いと思います。
 でも,別の角度から考えると,化学は,実験ができる,実験をしやすい科目として位置づけられるのかもしれません。実験ができるという、恵まれた環境なのかもしれませんね。
 もちろん,教員の意識と実行力の差異が大きく反映されるのでしょうね。

トラックバック(0)|投稿者:Dr.Eng.Aki.
この記事のトラックバック Ping-URL
http://blog.pr.tokai.ac.jp/tk/mt-tb.cgi/1308

 

【ページの最上部へ】