博士(工学)。天然物有機化学者、そしてベニバナ研究家です。“コツコツ実行”を志す努力家タイプ。好きな言葉は感謝。高校時代から頑固で寡黙、週7時間の工業化学実験に熱中し、専門書を読んでいました。理科は、教科書の中だけで終わらないのが醍醐味。サイエンスには無限の拡がりがある。「人生は化学平衡のようなもの。平衡移動の法則(ルシャトリエの原理)に従わない人生も楽し」なのだ。意味が分からない諸君、化学Ⅱを履修しなさい!

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中和滴定実験

2010.07.22

 7月21日~26日の6日間,東海大学湘南キャンパスで理科の先生が集い,実験や授業展開の方法について研修をしています。小生は化学が専門なので,酸・塩基反応とpHに関する実験,酸化還元や講座に関する授業指導案,試験問題等の作成方法を勉強し,より良い授業展開ができるよう検討しています。
 本日は中和滴定実験をしました。滴定実験そのものは普段「化学Ⅰ」で行っていますので別段真新しい事ではないのですが,水酸化ナトリウム水溶液のファクターを求めるために,一次標準物質(フタル酸水素カリウム)を用いて事前滴定を行ったことや水酸化ナトリウム水溶液の滴下量とpHの変化をアナログメータで地道に測定したことが久し振りとなった実験でした。普段の授業では,イージーセンサーを使って一気に滴定曲線を描いてしまうので,当量点付近の変化を見定めるために1滴1滴を慎重に行ったため「実験をやったな」という気分になりました。

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この実験を通して感じたことは,操作の過程で,滴下量に対してpHの値をその都度グラフにプロット(データ入力)し,次のpHを予測をしながら滴定すると,滴定の変化の理由がより深く考察できるのではないかという点,また,指示薬の色の変化,緩衝作用,塩の加水分解などを同時に考察することができればベストという点などがリンクすると,より密度のある実験に発展できると思いました。そうなるような授業展開ができると良いと感じました。

トラックバック(0)|投稿者:Dr.Eng.Aki.
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