先日,市原市内にある小学校で実験授業を行いました。テーマは,「ケミストリーってなあ~に」で,化学反応に関する実験を紹介しました。授業がはじまると,児童たちの興味津々な態度やレスポンスの良さには大変驚かされました。演示実験は,テルミット反応など高等学校では馴染みのある化学反応を中心に行いました。小学校では,6年生で「酸・アルカリ」を学習するようで,化学反応を身近で見る体験は初めての児童が多かったと思います。
中学校や高等学校では,理科が難しいと感じる生徒が多くなり,興味・関心はあっても身近な存在としての認識が薄れている生徒が多いようです。定性的な観察に対しては簡単に受け入れることができても,定量的・論理的な部分(計算力,思考能力)になると急に高いハードルとして受け止めてしまい,遠い存在になるのかなと感じます。そうならないためには,土台となる小・中・高の理科教育をそれぞれのステージおいて「やるべきことをやる」姿勢で教授する必要があるのではないかと思います(現実は難しい問題が多くありますね)。今回の実験授業を通じて,小学校での理科教育の構築と中学校でのシフトならびにレベルアップがどう成されたかによって,生徒のモチベーションが異なってくるのではないかと感じました。
実験授業に参加してくれた児童達がどのように感じてくれたか,「どうして?」「何で?」「なぜ?」という疑問から,「やってみる」「調べてみる」という行動へ,そして「そうだったのか」「わかった」「なるほど」という理解へ,さらには「この場合はどうかな」「さらにやってみよう・追求してみよう」という探求へとレベルアップしていくレールのスタートに今日の実験がなってくれれば嬉しい限りです。楽しい半日でした。