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SPP〔食品〕講座が進行中である。科学コミュニケーションからはじまり炭酸飲料の科学を追及する実験へとシフトしている。いずれの講義も,生徒はもちろん我々教員へも惹きつけられる教材を用いての授業展開に,“すごい”,という気持ちを素直に得ることができる。
昨日,とある本を読んでいたところ,理科の興味・関心度について小・中・高・大の課程毎の推移を述べた文章があった。すでに小生も答えは得ているのであり,さしたる感銘やなるほどという気持ちは無かったが,小生が思う事と同じ内容が記されていた。つまり,小学生は自然科学に対して興味・関心が高い傾向にあるが,中学校に入ったとたんにそれが一気に下降する原因,理由は何かという内容である。始点と終点の,特に始点部分と終点部分に顕著な問題があり,これが日本独特の理科への興味・関心の低下と科学技術教育の現実を物語っている。
SPPは,その原因を解決するひとつに当然なっている。普段の授業の中で,自然体でできるような教育環境が整えればさらに幸いだとつくづく思うのである。
SPPに参加している生徒諸君は,授業では得られない科学的センスを磨くチャンスを得ている。最大限吸収し,磨いて欲しいと思う。
2009年度のSPPがいよいよ始動しました。今年のテーマは,〔食品〕〔環境〕〔材料〕の3つの10回にわたる講座が開催されます。ガイダンスや事前指導を含めると年間18回の授業となります。〔食品〕は今年で3年連続となり,醸造,発酵,清涼飲料とみじかな食品をテーマに講座を展開しています。〔環境〕は2005年度BSSP(望洋特別理科講座)がスタートで,5年目に入る長期講座となっています。新規の講座は〔材料〕。身近な生活に欠かせない鉄製品。原料から製品に至る前半の行程を学習します。溶鉱炉から熱せられた鉄がどのように製品へと辿っていくかとても興味深いですね。いずれの講座も普段の授業では味わえない,専門の研究者が高校生レベルに合わせた最先端の科学を紹介していきます。生徒も自らの希望で参加している講座であるためモチベーションも高く,意欲的に取り組んでいます。もちろん担当教員も一緒に楽しんでいるのです。
小生は,SPP,BSSPの担当として今年も企画・運営に携わっていきます。活動の様子は詳細にお知らせしていきましょう。