原爆投下による悲劇は終わったことではない。今も悲劇は続いている・・・
今日、映画「夕凪の街 桜の国」を見て来ました。実は岩波ホールで、やはり原爆をテーマにした「ヒロシマ ナガサキ」が上映されていて、こちらはドキュメンタリーということもあって、どちらを見るかかなり迷ったのですが、「演じられている世界」を先に見たいと思い、表題の作品を観ることにしました。
映画の中身を語ってはいけないと思うのですが、一つだけ許していただくなら、
女優 田中麗奈の自然な存在感を書き留めておきたいと思います。見識のない私は、田中麗奈という女優をよく知りませんでした。正直なところ、ドラマ「GTO」や生命保険のCMに出ている時も、私はよくわかっていませんでした。しかし今日は彼女の魅力が自然な力となって伝わってきたのです。田中麗奈は「一人の人間をちゃんと演じられる」女優でした。「ちゃんと」と言うのは、演じている人間の人生すべてを観る者に感じさせる、と言う意味です。きっと日頃から人知れず勉強している人なのだと思います。演技のことはもちろん人の心や歴史、世界のことなど、自立した人間として意識的に学んでいるのでしょう。人や世界に対する深い理解と慈しみの心が、自然な演技に生かされていると感じました。
さて次はいよいよスティーブン・オカザキ監督作品「ヒロシマ ナガサキ」を見に行こうと思います。体調を整え、心の準備をしっかりして行くつもりです。生徒諸君も観た人がいたら、夏休み明けにぜひ声をかけてください。