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ブログを読んでくださっている皆さん、まもなく2011年ともお別れですね。でも辛く悲しく切ない感情とはお別れすることができません。忘れてはいけない記憶を自分の生き方のどこかに結び付けて新しい年を生きて行きたいものです。
今年も本当にお世話になりました。学校内外からさまざまな応援を頂戴した1年でした。またちょっとしたきっかけから、日頃とてもお目にかかれないような方々と次々お話しする機会にも恵まれました。本当に有難うございました。
現在、家族は紅白歌合戦を見ている妻、深夜の番組に備えて仮眠をとる次女、受験勉強のため机にかじりついている長女・・・とバラバラです。私はこの数日、エッセイや物語のコンクールに応募する作品を作るため、書斎にこもっています。本日締め切りのエッセイは昨日応募完了。1月中に締め切りを迎えるエッセイ1本と4000字程度の小さな物語が1本。それから締め切りはまだ先ですが、原稿用紙100枚程度の小説が1本です。本当に自分には才能と努力が足りないと痛感します。でも応募し続けます。
・・・というわけで、年賀状は1枚も書けていません。私に下さる方々、本当に御免なさい。正月も原稿書きに鞭を入れています。
知る人ぞ知る・・・私は「キーボードおたく」です。自宅には7個のキーボードがありますが、今回の原稿作成に使っているのは写真のこれ。キーにぐらつきの無いメカニカルキー採用の逸品です。原稿が完成したら、万年筆で清書します。
それでは2012年が皆様に幸多き年となりますよう心からお祈りしつつ、また言葉の世界を漂流する中で新たな年を迎えることにします。
2年生のスーパー特進コースで現代文の授業中に行っている本の紹介コーナー。前回はT.Tの芳賀先生がご担当だったので今日は私の番。『最新科学のニュースが面白いほどわかる本』(瀧澤美奈子著 中経出版)を紹介しました。そして今回も著者サイン入りの本をくじ引きで進呈することに。なんとくじ運がいいのでしょう。当選者は今回で2回目の大当たり!
それにしても瀧澤美奈子さんのサインは女性的なやさしい筆跡が素敵です。
2年生と鎌倉校外学習。朝、鶴岡八幡宮三の鳥居付近にいると、早速「写真撮って下さい」と明るく声をかけられます。
私も南雲先生と大図先生について班別行動。
昼食は大図先生のご案内で一軒家レストラン「北鎌倉ぬふ・いち」へ。彩り美しい鎌倉野菜のスープカリーは「1800円で味わえる幸福」でした。
加藤学年主任のお言葉をいただき、その後クラスごとに記念写真とSHRをして解散。
天候に恵まれて、よい校外学習になりました。
今日は「特別選択講座」が行なわれました。
午前中の時間帯を使って、普段の授業とは違うさまざまな講座が開講され、生徒は自分の選んだ講座に参加します。
私は「漢詩中国語講座」を開講。唐詩を中国語で読む体験をしてもらいました。
中国語による日常会話を体験した後、「春暁-孟浩然」の中国語読みに挑戦した10人です。
みんな修得が早く素晴らしい出来でした。

続編をやることがあったら、またぜひ受講してください。
9月28日にブログで紹介した看板が完成しました。今日は図書委員長である3年女子が、1年生男子2名を従えて仕事をしていた(させていた?)ようですね。お疲れ様でした。

図書委員が建学祭で使う看板を作成していました。場所は図書室前です。見ているとなかなか手際がよく、すぐに下書きが出来上がりました。
写真は昨日撮影したものです。

図書委員会は建学祭で「委員手作りのPOP人気投票」を行ないます。ぜひ図書委員会の部屋に来てください。
本日、BS朝日で放送された「看護の心をみんなの心に」の中で2分間ほど、以前ご報告した表彰式と、その後のインタビューの様子が映りました。
内舘牧子さんから表彰状を受ける場面です。
表彰式後のインタビュー。ぶっつけ本番だったので、何をしゃべったか忘れていたのですが、「こんなしょうもないことを・・・」という感じです。しかも顔の皺皺まで克明に映っていて悲しい。でも素晴らしい番組制作をしてくださった看護協会と内田彰人プロデューサーに感謝します。
今日はもう一つ、「スクールフェア2011」の制服コレクションに参加してくれた望洋吹奏楽部サックスパートのみなさんを報告したかったのですが、明日必ずアップします。
昨日と今日は1年生図書委員の特別な活動日。みんな熱心に仕事をしてくれました。
今日も放課後早くから集まりだし、中には2日間かけてじっくり丁寧な仕事をしてくれる委員もいました。
そして写真の女子二人。とても誠実かつ賢い仕事ぶり。小さな仕事一つでもプロフェッショナルのような姿勢が感じられました。そこで感謝を込めてパチリ。

明日から3日間は、2・3年生図書委員の特別な活動日です。
東海教育研究所が発行する「望星」は、素晴らしい雑誌だと、日頃から感じている。別に東海大学の職員だから誉めるわけではなく、本当に「いい編集がされている」と思う。
その「望星」が、ある中高一貫校の校長先生が書いているブログで紹介されていた。
「あぁ、こうやって他の教育機関から出ている出版物にも目を通している人がいるんだなぁ」と素朴に感動した。

その方が話題にされているのが、「望星」2011年7月号に掲載された片岡正実教授(東海大学農学部)の「あなたの『もう一杯が日本を救う』 日本人よ、『飯米救国』に立ち上がろう」である。1億人の国民がこれから毎日お茶碗1杯のご飯を余分に食べると、消費量で1日7500トンが増え、それは1年間で274万トンの消費拡大につながるのだという。
日本人の主食を取り戻すために、今日から堂々とお変わりしようかな。
どうも近日放送されるBSのテレビ番組に、私もちょっと出るようです。でも恥ずかしいから日時と番組名は秘密にさせてください。事後報告します。
ところで先般ご報告した「心に残る看護エピソード」表彰式の動画がアップされていました。内舘牧子さんの講評に改めて心を打たれてしまいます。下記リンクで見られる動画の「一般部門最優秀の・・・」というところが私に対する講評です。さらに他のコンテストへの応募を勧めていただき、本当に背中を押していただきました。
http://www.nurse.or.jp/home/event/simin/episode/2011episode.html#04
また聖路加看護大学長の井部俊子先生が、看護大学での講義・講演や、メディア上で、私の文章を取り上げて下さっています。ありがたいことです。
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA02934_02
http://blogs.yahoo.co.jp/siawaseni2007/archive/2011/7/9?m=lc
2年8組スーパー特進コースの「現代文」を担当しています。実は最近T.Tの芳賀先生と交替で本の紹介を始めたのです。今日は私の番で、『奉教人の死』(芥川龍之介著)を紹介。その後、自宅にあった未使用の新潮文庫版をくじ引きでプレゼントすることにしました。
・・・・というわけで、「22人中1人」という超難関を突破して当選したのは、「9」の札。つまり出席番号9番の彼女でした。それでは喜びの笑顔をどうぞ・・・
それにしても、くじ引きの時に、みんな本をほしがってくれて良かったぁ。くじ引きなのに、みんながドン引きだったら、困ってしまうところでした。
ちなみにこの作品は河村名古屋市長が一番の愛読書として挙げています。ちょっとびっくりですが、よく考えると納得いく気がしますね。
「忘れられない看護エピソード」表彰式のことが、本日の朝日新聞朝刊に掲載されました。
活字の効果は絶大です。早朝からたくさんのお祝いメールをいただいています。なかなか返信できなくてごめんなさい。
吹奏楽部顧問、我らがマエストロ、曽根先生が我が家へお越しくださいました。
目的は高画質、高音質のブルーレイソフトをサラウンド環境でたっぷり鑑賞すること。早速2階の映画・音楽鑑賞ルームに、ごあんなーい!
ブルーレイの高画質は広く知られるものとなりましたが、音質がとてつもなく良いことはまだまだ認知度が低いように思います。私は、ある時、某家電量販店の視聴室でブルーレイと高級サラウンドシステムのデモを聴いたのがきっかけでした。その時「小澤征爾 ベルリンフィルのチャイコフスキー『悲愴』」を聴いたのですが、「非圧縮のリニアPCM音声はここまで凄かったのか」とのけぞるような思いでした。ドルビーTrueHDやリニアPCMなど最新の音声フォーマットを再生できるAVアンプとブルーレイの組み合わせは、CDをはるかに超える音質なのです・・・・しかし・・・ここで現実的問題が・・・視聴室の再生機器は50万円以上のアンプと1本100万円のスピーカーで組まれた7.1チャンネルサラウンドシステム。当然のことながら我が家で用意できる予算はその1/20以下。・・・それでもこの音質には大満足です。
『ダークナイト』のさわりだけ見てから、小澤・サイトウキネンオーケストラの『幻想交響曲』・『巨人』、映画『オペラ座の怪人』、そして締めは小澤・ベルリンフィルの『悲愴』という流れ。『オペラ座の怪人』なんて、DVDで何度も観たのに、ブルーレイは別次元の美しさと音質。
曽根先生にはDVDのお土産までいただき、有り難うございました。『久石譲in武道館 宮崎アニメと共に歩んだ25年間』(写真右上)、早速観ました。DVDの冒頭、望洋吹奏楽部打楽器トレーナーの川瀬先生がかっこよくて、いきなり大感激でした。
個人的なことですが・・・
あるエッセイのコンテストで最優秀賞をいただくことになりました。
明日、東京青山で開かれる表彰式に行ってきます。
特別審査員の内舘牧子さんや、元宝塚で女優の愛華みれさんともお目にかかれるようで、楽しみです。朝日新聞とBS朝日放送が取材、インタビューに来るとのことで、後日、もしかしたら新聞やBS放送に出るかもしれません。
表彰式の写真等を貼れる許可が出たら、後日このブログでも報告します。
ここ数ヶ月、本が読めなくて困っていました。
理由は二つあって・・・
一つは、目が悪くて本を読むのが辛いこと。
もう一つは、午前4時に起きて勉強にあてる時間を、どちらかというと自分自身の創作に傾けていたこと。小説やエッセイの断片を、とりとめもなく書き綴っています。
あぁ、1日が34時間ぐらいあったらいいのに。夜は小説のネタを探る本や資料を読むだけで力尽きてしまいます。
本日、ようやく『図書室だより4月号』を発行しました。
今月から従来のA3版片面刷りを改め、A4版4ページ仕立てです。
配付しているのはモノクロ版ですが、カラー版が図書室前と3年3組近くの掲示板にありますから、ぜひ見てください。
新しい図書委員と、新しくスタッフに加わった先生の協力を得て、来月もがんばります。引き続きご愛読ください。
ご紹介がちょっと遅くなりました。
辻原登先生が第61回芸術選奨を受賞されました。
文学部門の文部科学大臣賞です。
対象となった作品は『闇の奥』。
同じ題名でジョゼフ・コンラッドの古典的名著である『闇の奥』を先に読んでから、辻原先生の『闇の奥』を読むと、文学の醍醐味が味わえます。これぞ辻原ワールドの真骨頂。


東海大学進学が決定した3年生を対象に行なわれる高大連携授業が毎日のように行なわれています。今日は文芸創作学科進学予定の2名を対象に行なわれた伊井直行先生の授業を取材に行きました。
伊井先生は群像新人文学賞、野間文芸新人賞、平林たい子賞、読売文学賞など、多数の受賞歴を持つ小説家であり、また文芸創作学科の専任教授でもあります。私が以前「学園国語オリンピック」の実行委員を務めていた時に、大変お世話になりました。今日はその伊井先生が直接3年生の、しかも2人だけに授業をしてくださいます。本当にうらやましい。
伊井先生の飾らないお人柄に触れ、生徒も自然と授業の中に入り込んでいきます。
初めての授業にもかかわらず、「描写」をテーマにして創作から発表へと、あっという間に進行しました。2人の初作品の素晴らしさと、ほんの数十分で生徒の才能を引き出してしまう伊井先生の力に、私はただただ驚愕するばかり。
4月からの成長が楽しみです。
伊井先生の『青猫家族輾転録』がドイツ語で出版されるそうです。記念にパチリ。
『草のかんむり』、『さして重要でない一日』、『服部さんの幸福な日』、『お母さんの恋人』等、先生の作品はどれも素晴らしいのですが、私は特に『濁った激流にかかる橋』を繰り返し読み続けています。
放課後、図書室へ行くと、全く空席が無い状態。後期中間試験②の1週間前なので、図書室もいきなり試験モードになりましたね。
私は、カウンター周辺に生息する個性豊かな生徒達の話に耳を傾けつつ、何冊かの新刊に目を通していました。そろそろ「図書室だより12月号」に向けて、書評の準備をしなければ・・・。
11月8日にご紹介した辻原登先生の近著『東京大学で世界文学を学ぶ』が新聞広告の実に良い位置に出ていました。集英社の力の入れようがわかりますね。先ほどamazonの売上げランキングを見たら208位に上昇。文芸創作学科進学予定の人達、しっかり読書し、言葉の力をつけ、意識を高めていかないと、辻原先生を東大にとられてしまいますよ。
芥川賞作家で、東海大学文芸創作学科専任教授、辻原登先生の最新刊をご紹介しましょう。
辻原先生は今年、東京大学でも講義を持っていらっしゃいます。この本は、東大生を知的興奮の渦に巻き込んだ講義を再現したもの。東海大学の文芸創作学科に在籍している人、進学予定の人は言うまでもなく必読ですね。さらに言えば、広く文学や歴史、文明等について学ぼうとする人にとっても必読書でしょう。

若いうちにこういう本から刺激を受け、その上で、世界や日本の名作を片っ端から読んでほしいと思います。
放課後、図書室で仕事をしていると、クッキング部の3人が建学祭の準備をしていました。両脇の二人については「この時間はクッキング部の・・・」と表現したほうがよいかもしれません。それくらいあちらこちらの部活や図書委員会で活躍しています。真ん中の男子はスイーツがお得意のようで。
図書室のカウンターにいると、最近よく顔を見かける二人が返却と新たな貸出しを受けにやってきました。ちなみにこの二人は今年度から始まった「スーパー特進コース」で学んでいます。屈託のない楽しい二人でした。それぞれお奨めの本を持ってパチリ。
今日は希望者による「夏季国語補習」。
この6人で東大の入試問題を解きました。
でも、東大に合格するためではありません。
目的は「文章の基本的な読み方を学ぶ」こと。
そして読解だけでなく、「物事の見方や論理的でシンプルな考え方を身につける」こと。
「東大入試」と「基本」というのは、逆のように思えるかもしれませんが、東大の問題だからこそ、基本を学ぶのにふさわしいのです。素材である文章を活かしきった作問の見本だと思います。
最初は「物凄く難解で自分とは無関係な世界」と思っていた東大入試問題が、最後にはずっと近くに感じられましたね。問題が「解けた・解けない」ではなく、日常的に心掛けてほしい物事の見方、考え方を今日の補習から学んでくれたら嬉しい。
今年の受け持ち授業は全て3年生ばかりで、4組、6組の「現代文」。文系の「国語表現」全クラス。1組、2組の「古典」です。実はこの3年生・・・とてもよく質問してくれる楽しいクラスばかりで、ある文系の選択授業では、ゴキブリに関する質問から、その名前の由来や、行動の特徴など、大変盛り上がったこともありました。つい最近も、幻の中華料理「蚊の目玉スープ」について質問してくれた女子がいましたね。
そんな中、映画「カサブランカ」から、ハンフリー・ボガート演じるリックが、それはそれは美しいイングリット・バーグマン演じるイルザに言う台詞(せりふ)"We'll always have Paris." を紹介したことがありました。その名訳について説明するために、当然、映画そのものの話をすることになったのですが、そうしたら、あるクラスが、「是非その映画を観たい」と言い出して、試験明けに内緒で観ることにしています。
3年生の好奇心あふれる質問は、時に授業を活性化してくれます。そしてとても感心なのは、誰かの質問と、それに対する僕の答えを、みんながきちんと受け止めて共有する姿勢があること。僕の浅い知識でも、時には役立つことがあって嬉しいですね。将来の「楽しい質問」に備えるため、今日も午前中は集中して読書しました。
今日、読んだのは『日本語話題事典』でした。
本日の5限目は3年1組・2組の選択「古典」。『大和物語』を読み始めました。実に楽しい雰囲気のクラスで、読みの練習をするだけでも、時々爆笑。でも本当にいいのは、爆笑の後も、すぐ集中した状態に戻れること。これは本当にすばらしい!大きな声で一斉読みをし、要点の確認も円滑に進みました。
質問に対する反応がいいのも、この選択クラスの特徴。どんどん答えが返ってきます。多くの生徒が部活動もしっかりやりながら、学習も前向きで、授業に行くのが楽しみ。
我が家の前に広がる公園の桜は隠れた名所です。今年も見事な花を見せてくれました。休日に愛犬を連れて散歩するのが楽しみ。「ほら、桜がきれいだぞ」とか話しかけた時、偶然「くぅーん」などと鳴いてくれると、かわいくて仕方ありません。「そうか、そうか、お前にもこの美しさがわかるか・・・」
地域の方々がいつもきれいに整備して「ゆめパーク」という活動をしている所です。最近はビオトープも作り、蛍を育てています。
そして愛犬を連れた散歩は市原市役所周辺の林の中へ。視線を移せば、庁舎や住宅街が見えるのですが、ここに来た時だけは軽井沢あたりの林を歩いている錯覚に浸ります。北原白秋の「落葉松」や、立原道造が歩いた信濃追分の風景と勝手にイメージを重ねてしまうのが、私の節操に欠けるところ。でもこの林に入ると、愛犬も心なしか落ち着いた雰囲気で歩くから不思議です。
野鳥との出会いも楽しみながら、帰宅します。
今年度の3年「国語表現」の授業は、特別のチャレンジをしました。授業の選択者全員で俳句を作り、文学賞に応募することにしたのです。それもハードルの高い「田辺聖子ジュニア文学賞」への応募でした。
高校俳句部門で応募総数2040句。最終選考にノミネートされたのがたった10句で、何とそのうち3句が望洋生の作品。そして3名とも「佳作」に入賞しました。
下記リンクに入賞者が発表されています。
田辺聖子ジュニア文学賞入賞者
どの部門においても、エクセレント・スクール、クリエイティブ・スクールとして名高い学校が名を連ねています。その中に食い込めて本当にうれしい。3名の入賞者には卒業式の前日に行われた表彰伝達式で表彰状と副賞が渡されました。
2月21日のブログで紹介した『抱擁』の舞台=「旧前田侯爵邸」に代々木キャンパス出張を利用し、寄ってみようと楽しみにしていました。しかし今朝、ある方の一言・・・「あぁ、あれね。土日祝日だけ公開しているんだよね」・・・「あはは、そ、そうですか・・・平日は公開していないんですね・・・」
今日は雨も降っていることだし、また出直します。
芥川賞受賞作家で、東海大学文学部文芸創作学科の主任教授でもある、辻原登先生の最新刊『抱擁』を一気に読みました。
辻原先生の小説世界には「隠し絵」が潜んでいて、読者がそれを想起できるか否か、読者自身も試されているようです。今回も中国や英国の古典が「透かし絵」の如く浮かび、更には歴史と虚構が交錯して物語が進むため、二・二六事件や五・一五事件のことを調べたり、舞台となった前田侯爵家のことを調べたりしながら読みました。創作活動というものの一つの「極み」がこの作品にあります。と言うわけで、「書評」と言ったら生意気ですが、「図書室だより3月号」で詳しい紹介をする予定です。
この表紙の絵は前田利為侯爵邸で、現在の駒場公園内にあり、公開もされています。駒場公園は東海大学代々木校舎から近いはず。何と言う巡り合わせでしょう。25日に、代々木校舎に出張予定があるではありませんか。なんとか寄って来ましょう。表紙絵と同じ角度でこの階段の写真を撮りたいと思います。
「図書室だより2月号」を、何とか昨日の発行日に間に合わすことができました。
今月の「特集」は3年生の図書委員2名による特別企画だったので、円滑に進んだのですが、私が担当する「新着図書の書評」は実に難産でした。レイ・ブラッドベリの『たんぽぽのお酒』には、書いておきたいことがたくさんあるのに、限られた字数の中では削ることばかりで、更に『夜叉桜』は、あさのあつこさんと時代物が結びつかず、完全にノーマークでしたが、これが驚くほど緊張感あふれる作品に仕上がっていて思わず舌を巻きました。素晴らしい作品に失礼にならないような紹介文を心掛けたつもりですが、生徒の皆さんには、私の気持ちが伝わったでしょうか。ぜひ図書室へ借りにきてください。
『図書室だより』の作成に携わって8ヶ月。毎月、特集の企画に苦しみながらの発行です。しかし最近「『図書室だより』に紹介してあった本を貸してください」という生徒が増えてきてうれしい限り。しかも「うちのお母さんが『図書室だより』のファンで、毎号楽しみにしています」と教えてくれたある2年生の言葉には、普段の苦労が吹き飛ぶ思い。何冊も重たい本を借りて行ってくれるその後姿に思わず礼をしてしまいました。今日も次号で紹介する本を探してあれこれとがんばって本を読みますよ。
昨日のブログで港の見える丘公園にある日時計について触れました。実はそのプレートに刻まれた「小原銀之助」なる方を検索したら、とても素晴らしい日時計作家であることがわかりました。ぜひHPをご覧下さい。
http://www17.plala.or.jp/hidokei-ohara/gin.html
小学生の頃から当たり前に知っていた日時計ですが、この年になって初めて制作者の情熱を知り、深く感銘しています。それからもう1人。プレートに刻印はありませんが、「この丘のこの場所に、日時計を作ろう、そしてそれを小原銀之助氏に任せよう」と考えた人(達)がいたはずです。彼らの思いが今もちゃんと受け継がれているところに、改めてYOKOHAMAという街の素晴らしさを感じます。
すっかりご無沙汰しました。教材プリント作成に追われたり、読解力を高めるための様々なメソッドを勉強したりしているうちに、ブログの更新を怠けてしまいました。
さて、今日は午後から湘南校舎で「国語力シンポジウム」の2回目です。そこで午前中を利用して神奈川県立神奈川近代文学館へ行ってきました。ちょうど今日から「生誕100年記念 中島敦展 -ツシタラの夢-」が始まったのです。でも開館まで少し時間があったので、久しぶりに山の手散歩をすることにしました。
外人墓地の向こう、靄の中にランドマークタワーが見えます。もう少し進んでいくと、横浜雙葉学園のマリア像が見えました。フェリスや横浜共立と並んで、50年前も今も、横浜の女の子達あこがれの学校です。40年前中学生だった私も、楚々とした横浜雙葉の女学生に、それはそれはあこがれたものでした。
文学館の方に路を戻って来ると、「えのき亭」のかわいい花壇を発見。そして近代文学館めざして公園の坂を下って行きます。私はこのアプローチが大好き。よく手入れされた花壇と水路を流れる水音を愛でながら、だんだんと文学館に近づいていく。この期待感がとてもいい。ただ箱物を造るだけでなく、心理にも訴えかけるランドスケープをちゃんと考えているんですね。
さて、開館と同時に入館した私は、見学者第1号のようでした。展示は本当に細かい資料まで集められ、中島敦の33年間を一緒に追体験するような構成です。2年生で『山月記』を学びますが、ぜひ多くの高校生に見てほしいですね。『図説 中島敦の軌跡』(¥1500)もオールカラー。敦の手紙など、ちゃんと文字が読める立派なもので迷わず購入しました。ところでこの文学館は、神奈川県内の私学や企業がバックアップしていると、館内のプレートに説明があります。私の母校の名前もあって、嬉しい発見でした。「中島敦展」は8月2日まで見られます。どうぞお出掛け下さい。
文学館を後にして港の見える丘公園に入ると、「日時計」を発見。もしやこれは私が小学生時代からあるもの?・・・思わず駆け寄ってみると、やはり記憶の中の日時計でした。
1963年の「時の記念日」に創設され、1985年の同じ日に改装されたんですね。懐かしいものに会えて、今日は本当にうれしいことがたくさんあります。
さぁ、午後1時からのシンポジウムに向かいます。
国語関連のシンポジウムに出席するため、湘南校舎にやって来ました。まだ桜が残っていますね。天気がよくて今日は汗ばむぐらいの暖かさ。
しばらくご無沙汰していたら、大学の中にドトール・コーヒーが出来ていました。
さて、シンポジウムで久しぶりにお目にかかった、東海大学短期大学部 児童教育学科の准教授 山本康治先生。山本先生には以前、ある仕事で大変お世話になりました。そして山本先生が紹介してくださった准教授 桑原公美子先生のお顔を拝見して、本当にびっくり!初対面ではなかったのです。実はもう10年以上前、デンマーク研修に行った帰りの機内で、うら若き女性と隣同士になりました。児童文学を研究されているというその方のお話がとても楽しく、退屈せずに済みました。キャプテンにお願いして、コックピット見学も一緒にしました。(当時はまだ条件によっては、コックピット見学が許される時代だったのです)シベリア上空でともにコックピット見学をしたのが、院生時代の桑原先生だったというわけ。二人とも思いがけない再会にびっくりしましたが、紹介してくださった山本先生は声がひっくり返るぐらい、一番驚かれていましたね。
帰りの車の中で冷静に考えたのですが・・・コックピットの思い出話をした時、山本先生が「ほら、いつか言ったことあるでしょ。飛行機おたくの先生がいて・・・」とおっしゃっていましたね。山本先生、一体どんな話されていたんですか?!
望洋から児童教育学科に進学する人は、真っ先に桑原先生と山本先生の研究室を訪ねてご挨拶しましょう。素晴らしい師との出会いは一生の財産です!
昨年も(07年12月19日のブログ参照)図書室前をサンタクロースで飾ってくれた美術部が、今年もやってくれました。
テーマは「マッチ売りの少女」。早速、記念撮影する生徒たちがいました。
美術部の皆さん、ありがとう。生徒の皆さんは期間限定なので、早めに見に行きましょう。
ここで、願い事をすると、もしかしたらクリスマスに叶うかもしれませんね。
ついでに冬休みに読む本の相談をするといいよね。本のスペシャリスト橋本先生もたくさん準備して、みんなから声がかかるのを待っているはず。
前から一度聴いてみたいと思っていた「日本管楽合奏コンテスト全国大会」に来ました。会場である文京シビックホール近く、富坂を下ってくると、春日局の銅像と歌碑を発見。
「西に入る月をいざない法を得て今日ぞ火宅をのがれけるかな」 春日局の辞世ですね。
「烈女」のイメージが強い春日局が、自分の生きてきた世を「火宅」と表現した所に胸が熱くなります。
そう言えば、かつてNHKの大河ドラマ「春日局」を演じたのは大原麗子さん。あのドラマ以来、「お局様」という表現が日本の会社などに定着したのでしたね。共演者には佐久間良子さん、馬渕晴子さん、大空真弓さんといった錚々たる顔ぶれでした。語りの奈良岡朋子さんにも引き込まれたのを覚えています。若い人にもこれなら見てほしいな。女優としての命を張ったような、本物の仕事を。
昨日紹介した寺田寅彦に「どんぐり」という随筆があります。わずか6ページほどの小編なので、昔、古本屋さんで読んでしまったのですが・・・「うわぁ、これは参った。」と思わずつぶやいてしまった私。
肺の病で早世した妻と、目の前で無邪気に遊ぶ忘れ形見の幼児。互いの顔も知らない母子を、父(夫)の心の中で出会わせたどんぐり。こういう文章を「佇まいのある日本語」と私は呼びたいのです。抑制が利いていて語りすぎない。だからこそ、じんわりと心にしみわたる名文中の名文・・・・・図らずも立ち読みしながら感泣してしまいました。
写真は時々奇跡が起きる市原市内の古本屋さん(07.7.13のブログ参照)で購入したもの。ケースに穴ぼこが開いているなど状態は悪いですが、家中を捜索すれば全巻揃います。
「どんぐり」は第1巻に所収。
東海教育研究所発行の「望星」というマガジンがあります。毎月興味深い特集が組まれるため、とても楽しみにしているのですが、11月号は「寺田寅彦に会いたい!」という特集。「科学する才人のエッセイを読み直す」と副題が添えてあります。
私は分類すれば文系人間なのでしょうが、意外に科学的なことには小さい頃から興味がありました。その起源を求めて自分の記憶を辿っていくと、たぶん小学校時代に遡ります。横浜市立間門小学校5年生の時に所属していた科学クラブで、顧問の桃井先生にご指導いただいたことがありました。どの活動も楽しかったのですが、「冬芽の研究]と称して冬芽内部を顕微鏡で観察し、精密に描き写したものを、桃井先生と担任だった加藤先生からとても誉めていただいたことがあります。(お二人とも確か理科がご専門だったはず)40年以上経っても忘れないのですから、子供心によっぽど嬉しかったのでしょう。
2つ目に思い出すのは、中学受験の面接場面(当時は親子面接でした)。面接官から家庭の教育方針を質問された父が「常に科学する心を忘れないように・・・」と答えたのです。隣でそれを聞いていた私は全く「初耳!」でした。でもこの「科学する」という言葉はずっと私の心の中で響いていました。もう少し理数系が得意であれば、これらの経験が活かせたのでしょうが、小学校の旅人算でつまずき、なによりも龍之介の小説や中原中也の詩に心を囚われていた私が理系の道を歩むことはありませんでした。
そんな私が高2の時に「化学の苦手な関口にもおもしろい科学的な本がある」と理科の先生から薦められたのが「寺田寅彦」。日常のなにげない感覚世界から科学的な世界に入り込んでいく、その過程がリアルで本当に面白く読めました。
写真は雑誌「望星」の広告。
3年生「古典」の授業中。たくさんのプリントと取り組んでいるところ。机上に置かれた「教科書」・「図説」・「電子辞書」等をフルに活用し、各自が課題を解決していきます。中にはかなり難解な問題も隠れていますが、いきなり4、5名が正解してしまうクラスも出現!ここのところ、講義調の授業をしていませんが、資料を正しく使い、自分で考えて課題をクリアしていくことに喜びを見いだしてほしいと思っています。今日もたくさんの「合格印」を出すことができました。
「横浜を歩きました」と言っても、観光スポットに行ったのではありません。
国語の授業の達人として私が信頼している友人と、横浜で会う約束があったのですが、2時間ほど時間ができたので、子供の頃に暮らしていた中区本牧間門地区と母校を訪ねたのです。自分が通った二葉幼稚園や20年近く暮らした家を見てから、小学校に行きました。横浜市立間門小学校は、写真だけ見ると、とても横浜の学校とは思えないほど、豊かな森に抱かれていて、森の中にはアスレチックコースや探検ルートもあるんですよ。そして全国でも珍しい小学校付属の本格的水族館もあります。間門小学校の校歌を作詞したのが佐々木信綱氏だったと、今日はじめて知りました。
そして中高6年間を過ごした母校の正門でパチリ。正門脇に常駐する守衛さんがステキな笑顔で登校する生徒に声をかけていました。40年前と変わらないなぁ。
「母校」とは遠く離れていても、どこか心の片隅でつながっていて温かいもの。望洋高校も卒業生の皆さんにとって、そういう学校でありたいと、いつも思っています。
道玄坂 マークシティ近くにある「ノナカ・ダブルリード・ギャラリー」に来ました。外壁の飾りがおしゃれです。1Fの金管スペースを抜けてエレベーターに乗り、4Fへ上がるとそこがダブルリード・ギャラリー。たくさんの中高生や音大生、プロらしき人々が試奏しています。ショーケースにはオーボエをはじめ、ダブルリード族が・・・。ロレーのイングリッシュ・ホルンやアドラーのファゴットなど、楽器の佇まいが本当に美しいと思います。観ているだけでも幸せな気分。
お店を出て、道玄坂上の交番がある交差点へ。そこには歌人、与謝野晶子の歌碑があります。与謝野鉄幹と結婚した晶子は道玄坂付近に住んでいたことがあったのです。
・・・と、ここまで打ち込んで、歌碑の写真を撮り忘れたことに気づきました。確か刻まれている歌は・・・
「母遠うて瞳したしき西の山相模か知らず雨雲かかる」
晶子のこういう抑えた表現・・・深い味わいに感動です。
最近、市原市内の古本屋さんで見つけた掘り出し物。『白楽天全詩集第2巻』。前から欲しかったので、見つけたときは嬉しくて・・・でも親切そうなお店のご主人に聞いたら、あるのは第2巻だけとのこと。ちょっとがっかりしたのですが、鉛筆で書かれた値段を見てびっくり!「ご、ごっ、ごひゃくえんんん!」・・・だって元の値段は1冊で9000円だよ。5000円の間違いじゃない?どきどきしながら、500円玉を出すと、ご主人いわく「買ってもらってありがたい。こういう本、全然売れないからね(にこっ)」・・・なんかこちらが良いことでもしたような感じになってしまって・・・こんな内容の濃いものが1ページあたり0.5円で勉強できるなんて・・・市原の古本屋さんは、時々、神田ではありえないようなことが起こります。神様からの贈り物だと思って、心から感謝。

夕べは早めに就寝したのですが、深夜に目が覚めてしまったので、家族を起こさないように書斎に入って本を眺め、吉野弘さんの詩集を手に取りました。みなさんは吉野弘さんをご存じですか?清流の水のように身体にすうっと入ってくるような詩がたくさんあります。
「生命は」という詩の最後の3連を、ちょっと紹介してみますね。
花が咲いている
すぐ近くまで
虻の姿をした他者が
光をまとって飛んできている
私も あるとき
誰かのための虻だったろう
あなたも あるとき
私のための風だったかもしれない
いかがですか。人間一人一人が誰かの風になって、時には背中を支えたり、時にはやさしく頬を撫でたり・・・。みなさんは今日、誰に吹く風になりますか・・・・・


お薦め:『素直な疑問符』(理論社)と『吉野弘 詩集』(角川春樹事務所)