HOME
>
今までの展示会
>第1回
松前重義博士の精神と活動を継承するため、また東海大学建学の精髄として、さまざまな取り組みを展開しています。
東海大学の教育と研究成果を、多分野にわたる講座で還元しています。
学園史資料センター通路
東海大学学園史資料センター パネル写真展
『
Campus History 湘南
~草創の頃、その情景~
』
日時:
2005.11.1(火)より
平日9:00~17:00
場所:
同窓会館(TUTAYA隣り)2F
学園史資料センター通路
主催:
東海大学学園史資料センター
*このページでは、展示しているパネル写真の一部を紹介します。
設計・構想
湘南校舎のキャンパス計画は、機能性よりも景観美を重視したところに最大の特徴があります。富士見通りや中央通りをキャンパスの中心軸として、建物やその他の重要施設がその軸(道路)に面して統一的に配置されていること、1号館・2号館・3号館などの特徴のある建物をキャンパスの最も高い場所に配置してシンボル性を高めていること、中心軸の道路を中心に多くの樹木を植えることで自然の美を景観美の中に積極的に取り入れようとしていることなどです。また、学生の学習意欲の向上やスポーツ選手の意識高揚など、景観美の充実による精神的な効果も期待されました。
とはいえ、実際の計画立案にあたっては、かなりの試行錯誤があったようです。今回の展示では、校舎の計画図3点とパース画1点を展示して、そうした構想の一端をみてもらうことにしました。
【拡大図】
別窓で開きます
「
東海大学湘南校舎計画案
」1965年
【拡大図】
別窓で開きます
本図は、左図をデジタル処理して加筆したもの
着工ー槌音
湘南キャンパスの設計にあたったのは、東海大学の理事で建築家の山田守教授(1894~1966)でした。松前重義前総長とは逓信省時代からの盟友で、東京逓信病院や日本武道館等の設計者としても知られています。Y字型の1号館、扇形の2号館、螺旋状の外部階段をもつ3号館などその独特の山田デザインは、湘南キャンパスのシンボルとして今も異彩を放ち続けています。
湘南キャンパスの工事は、山田教授が設計を担当するにあたってモットーとした、常に「早く、安く、立派に」を旗頭に、昼夜を分かたず急ピッチで進められました。ここには建設の進む1号館から4号館までを中心に展示しています。また、建設途中の遠景写真も展示して、北金目の台地に忽然と現れた巨大な建造物と周辺の風景とのコントラストを浮き彫りにしてみました。どのあたりから撮った写真かちょっと想像してみてください。
1号館(建設中) 蒼天に向かって
昭和38年(1963)
2号館(建設中)
昭和39年(1964)
3号館(建設中) 骨格標本?!
昭和40年(1965)
4号館(建設中)
昭和41年(1966)
開校ー息吹
1号館の竣工が1963(昭和38)年5月8日で、それに前後して学生の受け入れが始まります。65年の3月には前年の12月に完成したばかりの2号館を使って、初めての卒業式が挙行されました。校舎の建設と授業は同時並行して進められていきましたから、開校当初のキャンパスはまだ荒涼とした台地で、「湘南砂漠」などと呼ばれていました。とくに67年にキャンパス内の道路が舗装される前は、砂ぼこりがすさまじく、雨の日ともなるとぬかるんだ道路のために長靴は必需品でした。
それでも急ピッチでできあがる校舎群を横目にしながら、新たなキャンパスライフもだんだんと軌道に乗っていきました。建学祭や学園オリンピックといった学校行事も始まりました。まだまだ決して快適とはいえなかったかも知れませんが、大きな希望に満ちていたことは事実で、写真からも当時の息吹が聞こえてくるようです。
雨の富士見通り 新入生クラブ勧誘
昭和41年(1966)4月15日
「湘南砂漠」と呼ばれて…
昭和38年(1963)
一覧へ戻る>>>
Copyright (c) Tokai University. All rights reserved.
ご利用案内
|
プライバシーポリシー
|
免責事項