✉インターネットとこころ✉
ポケットベル⇒携帯電話(ショルダー・ハンディ)⇒PHS⇒インターネット・カメラ付き携帯⇒ワンセグ対応携帯…
と日本で目覚ましい進化を遂げてきたケータイも、今やもう『ガラケー(ガラパゴス化した携帯電話)』(世界的な流れから取り残され、別の進化を遂げた携帯)と言われ、ほとんどの高校生がスマートフォンやiPhoneを使用しています。
簡単にインターネットで様々な情報が入り、簡単に知らない人と繋がることができ、簡単に自分の書き込みが大勢の人に見られてしまうようになりました。
みなさんは歩きながらケータイをいじったり、電車の中で友達と話すのではなくケータイを見つめていたりすることはありませんか?
家族や友達とその日あった嬉しい・悲しい出来事や自分の思いを、言葉にして話し合う時間はありますか?
アメリカのデータではインターネットをする時間が増えれば増えるほど、孤独感や憂鬱度が上がるという報告があります。現実の人間とのやりとりが減るわけですから、そうなるのも不思議ではありません。
ネット上のやりとりに慣れてしまうと、表情を読み取る力や直接話す能力、人の気持ちを推測する力が低下するだけでなく、
文字の力を強めるために過激な、暴力的な言葉を簡単に使ってしまうことに抵抗を感じなくなります。それを大勢が見ることのできるネット上に載せることで、自分の中のストレスも解消されず、ストレス源に相手がいた場合、相手が深く傷ついてしまうという、解決策の無い問題へとなっていくのです。
「メール・電話は必要最小限で睡眠時間を削るようなことはしない」
「SNSには楽しい・見る人が笑顔になるようなことしか載せない」
といったスマートな使い方を高校生にもしてほしいと思います。